三菱UFJ銀行の元支店長代理の女が貸金庫から金塊を盗んだとして逮捕された事件で、女が投資などで損失が膨らみ、民事再生法の適用を申請した後にも投資などを再開していたことがわかりました。
逮捕された三菱UFJ銀行の元支店長代理・今村由香理容疑者(46)は、去年9月、男性客2人が貸金庫に預けていた金塊19.5キロ、およそ2億6000万円相当を盗んだ疑いがもたれています。
その後の捜査関係者への取材で、今村容疑者が逮捕前の調べに、「2013年ごろにFX取引や競馬などでおよそ700万円の借金を抱えた」という趣旨の話をしていたことが新たにわかりました。
今村容疑者は2013年8月に民事再生法の適用を申請してその後、認可されたものの、およそ1年後に投資などを再開し、10億円以上の損失を出していたということです。
三菱UFJ銀行 練馬支店顧客
「全面的に銀行のネームバリューで信頼しているので、それが今回こういう事件になったってことは、僕を含めてみんなショック」
「そこそこの年収もあったと思うので、その辺コントロールできなかったのかなと思いますね」
今村容疑者は貸金庫の管理責任者で、窃盗の発覚を遅らせるためにスマホで写真を撮り管理していたということで、警視庁は余罪を調べています。
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