【単独インタビュー】「イーサリアム」創設者が語る“仮想通貨の現状と今後”

「ビットコイン」に次いで普及している暗号資産、いわゆる仮想通貨「イーサリアム」の共同創設者の1人、チャールズ・ホスキンソン氏が来日し、日本テレビの単独インタビューに応えました。

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今後、日本での暗号資産による決済がさらに広がることに期待を寄せました。

イーサリアム共同創設者の1人 チャールズ・ホスキンソン氏
「(暗号資産は)すでに5億5000万人のユーザーがいます。私はこの業界に15年ほどいますが、数十万人程度だった利用者が、今では5億人を超えるまでに成長するのを見てきました」

■「アルゼンチンの国民は自国の通貨を信用していない」

暗号資産、いわゆる仮想通貨の、「イーサリアム」や「カルダノ」などの研究や設計、開発に携わってきたチャールズ・ホスキンソン氏。仮想通貨の現状と今後について語りました。

チャールズ・ホスキンソン氏
「アルゼンチンでは、私たちの取引先の多くが『仮想通貨で支払ってほしい』と強く希望しています。彼らは自国の通貨を信用していないのです。なぜなら多くのアルゼンチン国民が、政府や銀行を全く信用しておらず、経済や通貨の先行きに非常に大きな不安を抱えているからです」

■規制緩和を積極的に進めるトランプ大統領 日本は…?

アメリカのトランプ大統領が規制緩和を積極的に進めるなど、世界では、仮想通貨の普及が着実に進んでいます。

日本は、2017年に仮想通貨に関する法整備をいち早く進め、一部の店舗などで仮想通貨による決済が導入されてきました。

一方、専門家によりますと、金融庁の厳格な規制を受けて、多くの企業が仮想通貨の導入を見送っているのが現状だといいます。

これに対し、ホスキンソン氏は、日本の仮想通貨への規制を一定程度評価した上で、仮想通貨による決済がさらに広まることに期待を寄せました。

■「国も企業も、成長を求めるなら仮想通貨を採用せざるを得ない」

チャールズ・ホスキンソン氏
「金融庁は仮想通貨の規制を非常にうまく行っています。ルールが明確になったことで、大企業は何億人ものユーザーを安全に管理し、消費者を保護できるようになってきました。次のステップは、これを世の中に広めていくことです」

「国も、企業も、成長を求めるなら、仮想通貨を採用せざるを得ません。いずれ仮想通貨で、新幹線や地下鉄のチケットの購入ができるようになるかもしれません」

ホスキンソン氏は仮想通貨の取引に欠かせない、改ざん不可能な取引記録=ブロックチェーンの開発も手がけるなどし、革新的な世界を牽引し続けています。日本の若者にメッセージを求めました。

■「日本は世界の中心的存在になれる潜在力を持っている」

チャールズ・ホスキンソン氏
「日本には今でも世界の中で優れた企業があります。多くの人がトヨタの車を運転し、多くの人がプレイステーションを買っています。つまり日本はAIなどどの分野でも、すぐに世界の中心的な存在になれる潜在力を持っています」

「必要なのは、起業家たちに、少しの自由と少しの失敗の余地を与えること。そして彼らが成功したときは、それを受け入れ、社会全体で称えることです」
(2025年10月11日放送)

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