異国の地で体験した激しい揺れに戸惑う人々。
8日夜の大地震では、日本を旅行中の海外からの観光客が混乱する様子が記録されていました。
北海道・函館市を旅行中だったフランス人旅行客。
「高い建物…高台に逃げてください」と津波を警戒するための高台への避難を促されていました。
しかし、暗闇の中、見知らぬ街の坂道を駆け上がることに戸惑いを隠せず、映像には「俺も知らないよ…どこに行けばいいんだよ!」「どうやってニュースを見るんだよ。テレビなんて持ってないのに」と困惑する様子が記録されていました。
それでも大きなトラブルには見舞われず、無事に一夜を過ごせたといいます。
一方、テレビが倒れてこないよう必死に支えていたのは、青森県内のホテルに宿泊していた台湾からのグループです。
長く続く激しい揺れ。
その間も旅行客たちは自らの身を守りながら部屋の備品が壊れないよう助け合っていました。
毎年日本を訪れるという中国人旅行客の投稿では、備え付けの露天風呂でくつろいでいたところ、突然の地震でお湯が激しく波打つ事態に。
宿泊客の約4割が外国人という函館市内のホテルは、津波を警戒するため、屋外ではなく上層階への避難誘導を行いました。
ホテルグローバルビュー函館・支配人:
外国籍のスタッフがいるので、いろいろな言語で話していただいて、混乱を招かないように建物が無事だと確認して上層階にあげた。
そして、中国人旅行客が撮影していた北海道・新千歳空港の映像では、激しくシャッターが揺れ、ほこりのようなものが舞い散る中でも、「怖くない、怖くない、安全対策はしっかりしてるから大丈夫」と話す声が記録されていました。
異国の地の夜に遭遇したいきなりの地震。
周囲の助けも借りながら、多くの外国人旅行客が対応する姿が見られました。
FNNプライムオンライン
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